「中年期の脂質異常が晩年の認知低下に関連」

中年期の脂質異常が晩年の認知低下に関連~1万4千人のコホート
CareNet: http://www.carenet.com/news/general/carenet/44726
PubMed: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28916238

CareNetニュースからの引用です。

「これまでの研究では主に、晩年における脂質レベルとその後の認知機能変化との関連を検討しているが、晩年よりも中年期でのリスク因子が認知機能の健康に最も関連していることが多い。今回、米国・ジョージワシントン大学のMelinda C. Power氏らは、コホート研究で、中年期の総コレステロール・LDLコレステロール・トリグリセライドの値が高いことが、その後20年の認知機能低下と関連していたことを報告した。」(以上引用)

とのこと。

まだ本文を読んでいませんが(オンラインでの要旨のみしか出てない)、
ほんとに年取ってからのコレステロールや中性脂肪と認知機能との関連をみるのではなく、もっと若い頃、具体的には中年期から20年間のデータを追跡するコホート研究の被験者約14,000人で、中年期の血清脂質のデータと3種類の認知機能テストとの関連を検討した、ということです。

その結果、

中年期に総コレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪の値が高いと、その後の20年間で認知機能(3種類の認知機能テストの点数)がより大きく低下しており、
総コレステロールと中性脂肪の高値については、さらに記憶機能スコアや、上記の3種類を合わせた認知機能テストパフォーマンス指標の低下とも関連していた。

なお、HDLコレステロールは認知機能との関連はみられなかった。

といった結果が得られたとのことです。

ということで、

自分・配偶者・親などのコレステロールや中性脂肪が「いま」高いということが、「将来」の認知症につながるかもしれない

と心に留めて、

「コレステロール? 別に症状とかないからいいや(=※健診あるある)」

ではなく、

改めて「いま」の生活習慣や治療について振り返っておきたいものです。




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