「食物アレルギー発症予防に関するまとめ」より

覚え書きです。
昨年のアレルギー学会の学会誌に掲載されていました、

海老澤元宏
ガイドラインのワンポイント解説 食物アレルギー診療ガイドライン2016
アレルギー 65(10):1258-1263, 2016

という総説の中の

「食物アレルギー発症予防に関するまとめ」

というまとめ一覧から、さらに私が要約したものを、自分用覚え書きとして下記に置いておきたいと思います。
皆様も何かの参考としてお使い下さい。

なお詳細につきましては、最新のガイドライン本文をご確認下さいね。

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食物アレルギーの発症予防に関して:

・妊娠中や授乳中の母親の食物除去
  推奨しない・・効果は否定されている。母体と児に有害な栄養障害のおそれ
・(完全)母乳栄養
  母乳には多くの有益性があるが、アレルギー疾患予防という点で完全母乳栄養が
  優れているという十分なエビデンスはない
・人工栄養
  加水分解乳による食物アレルギーの発症予防には十分なエビデンスなし
・離乳食の開始時期
  生後5-6ヶ月頃が適当であり、食物アレルギー発症の心配のために開始を遅らせることは
  推奨されない
・乳児期早期からの保湿スキンケア
  生後早期から保湿剤によるスキンケアを行うことでアトピー性皮膚炎を30-50%程度
  予防できる可能性が示唆されたが、食物アレルギーの発症予防効果は証明されていない
・プロバイオティクス/プレバイオティクス
  妊娠中や授乳中のプロバイオティクスの使用が児の湿疹を減ずるとする報告はあるが、
  食物アレルギーの発症を予防するという十分なエビデンスはない
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