入院患者さんに一律「減塩6g」は要注意

ちょっと某文学調に言ってみます。

机に積もった文献の山をどけると、そこには「日経メディカル」があった。

・・・・・・

読んでなかったやつがまた・・orz

ということで、発掘された2016年6月号をパラパラと見ていたら、

入院患者への減塩治療
「6g」の一律実施は要注意


という記事がありました。

これは、今年5月の「第5回臨床高血圧フォーラム」で、国立医療福祉大学三田病院の富岡先生らによって報告されたもの。
同病院内科に入院し、6g減塩食の提供と減塩指導を受けた高血圧患者50人(平均68歳、男性33人女性17人)の方について、血圧測定(24時間自由行動下血圧測定ABPMも含む)を実施して調べたところ、

・50例中29例に有害事象を認め、そのうち24例では急激な降圧によると考えられる腎機能低下や、減塩による低Na血症出現
・そのうち16例では降圧薬の減量中止、5例で減塩の緩和を行ったところ症状改善。
・有害事象のあった24例のうち、93%でレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬が処方されていた

ということなのですね。

さらに、

・回診時の聞き取り調査で、「入院中の減塩食が普段の味付けとかなり異なる」と回答
 →つまり、日頃減塩ができていなかった状況

ということです。
(それって、ぶっちゃけ”病院の食事は味が薄すぎてちょっと・”ってことだと思うのですが、皆さん全量摂取はしていたのでしょうか?)

ちなみに、入院中特に問題なく治療できた患者さんではRAS阻害薬を処方されている割合が低く、入院後減塩することで血圧が下がり、腎機能(eGFR)も改善できたそうです。

ということでこの記事では、

「全ての入院高血圧患者に一律に6g/日の減塩を行うことは注意が必要であると示唆された」
「特に、RAS阻害薬を使用している患者で、日ごろから減塩が十分にできていない場合は『急激な減塩は危険であり、まずは9g/日の減塩から始めるといった段階的な減塩がを行うことが安全であると思われた』と考察」

と結論されています。

うーん・・・

なるほど。

ていうか、入院前から(高血圧での通院中から)食事調査とか栄養指導とか、されてないでしょうか?

その段階から管理栄養士が介入していれば、日頃の服薬状況や食習慣、食嗜好なども含めて外来通院〜入院〜退院後までの一貫したフォローアップができるはずで、「急激な減塩」というのはなさそうに思えるのですが、

→病院管理栄養士の皆様(某M田さんとか)、いかがでしょう?

あとは、

「おいしい6g食」をいかに作れるか??

というのもあるのでしょうか???💧

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